2015年12月17日木曜日

MONOKAKI ・ポケットサイズで自作手帳

昨年末、MONOKAKIのA6サイズ「N8」を使って今年用の手帳を自作しました。

その内容を2回に渡ってブログでご紹介しましたが(「MONOKAKI・A6サイズで自作手帳」「MONOKAKI・A6サイズで自作手帳 -その後.1-」)ありがたいことに、本ブログでは一番アクセスの多い記事となっております。

先月からまたアクセス数が増えており、年末に近づいて手帳へのご興味の高まりから、これらの記事をご覧頂いているのではないでしょうか。

私もそろそろ来年用の手帳を準備すべく、いろいろと考えてみましたが、少し形を変えてまたMONOKAKIで自作することにしました。

早速2016年用を自作しました

今年のA6サイズも使い勝手は良かったのですが、来年はさらに携帯性を重視し一回り小さなMONOKAKIポケットサイズ「N11」にします。

ただ、いろいろ探してみてもこのノートに合うノートカバーが見つかりません。(ポケットサイズを作った際にそれは承知していたのですが。。)

それならばと、外装も自作してしまうことに決めました。(ノートのままでも良かったのですが「手帳らしさ」を付加するため今回は敢えて自作に踏み切りました)

願望としては本革の手帳です。
しかしレザークラフトの経験もない私が、いきなりポケットサイズ用ノートカバーを作るというのはハードルが高い気がします。そこで、革をMONOKAKIの表紙に貼り、本革表紙の手帳を作ることにしました。

接着剤は今回、Gクリヤーという
ものにしてみました

薄手のハギレの革であれば、何枚も入ったセットが300円程度で売られています。

革の他に、革を切るための革包丁の代わりとなる「オルファ 別たち」、接着剤の「ボンド Gクリヤー」だけは購入しましたが、全部合わせても1,000円でお釣りが来ました。(ノート代は別です)

厚紙を使って型紙を作り、その型紙の形に革を切ります。
あとは手持ちのヘラでボンドを薄く伸ばしながら塗り、やや乾いてから表紙に貼り付けるだけです。

直線だけでしたが、切るのは
少し緊張しました

これが手法として合っているのかは
分かりませんが、内側へのヘリ返し
の癖をつけるためクリップ止め

実際には自分なりに工夫した点やうまくいかなかったところ等ありましたが、長くなりますのでここでは省かせて頂きます。ともかく、何とか形になりました。

いかにも「手帳」という感じには
なりました

やや遠めからみると、高級本革手帳にも似た雰囲気が出て満足のいく出来なのですが、細かい部分をよく見ると突っ込みどころがいくつもあります。その辺は自己満足のフィルターを通し、あまり見ないことにして使っていきたいと思います。

中身については基本的に今年用のものに準じていますが、ポケットサイズには7mm方眼タイプがありますので、今回は線を引く目安となる下敷きを使わず、方眼罫を頼りにフリーハンドで書いていきました。

フリーハンドなので線がヨロヨロして
いますが、それも味だと思っています

前回失敗と感じた土日祝日の色分けは改善し、土曜はパイロットのブルー、日曜祝日はシェーファーのレッドを使って見やすくしています。

手持ちのインクで済ませました

構成も今年用と同様に、マンスリーのスケジュール欄、ToDo管理用ページ、フリーのメモ(ノート)ページとしています。

ToDo管理用ページ

今年の手帳はノート部分を大事にし過ぎ、かなり余ってしまいました。来年はこの残りのページを引き続きノートとして併用して使っていきたいと思います。

見た目の部分で、前回ライオン事務器のナンバリングマシンで打った数字も気に入っているため「月」の表示用に今回も採用です。

記入に使う筆記具も、今年と同じく便利なラミーの4色ボールペンにしようと思います。(リフィルは三菱鉛筆のジェットストリームに入れ替えています)

表紙が無地で少し味気ない気もするので、良いものが見つかれば「2016」と刻印(打刻)でもしたいな、と思っています。

2016年はこの組み合わせでいきたいと思います

また今年も個人的な手帳のお話を長々と綴ってしまいました。

自分専用にカスタマイズすることは楽しく、さらにそれを使っていくのは満足感を得られることかも知れません。(今回のものに限って言えば、使い込んでいくうちに表紙の革の熟成も期待出来るかも知れません)

ただ、全て手書きで自作するのは割と大変な作業ですし、やはり皆様にお勧めするものではないと改めて感じました。

「物好きもいるものだ」くらいに、お読み頂ければ幸いです。
気が早いですが、来年は手帳カバーの自作(手縫い)にも挑戦してみようかと考えています。


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2015年11月7日土曜日

ハガキサイズ原稿用紙

満寿屋の原稿用紙の中で、他のラインナップとは少し異なった用途でご好評を頂いているシリーズがあります。サイズも他よりかなり小さめの「ハガキサイズ」のシリーズです。(2009年発売)

100×148mmのハガキサイズです

このシリーズは「マス目が小さ過ぎて書き込むのが大変」「どういう使い方をすれば良いのか」といったご意見やご質問を頂くことがあります。

商品としての位置付けにやや分かりにくい点があるようですので、ここで少し詳しくご紹介致します。

まずこのシリーズが生まれたきっかけについてです。
私は以前よりパンフレットやサンプル等を郵送する際、一筆箋に一言お礼を書き添えて同封していました。

満寿屋の一筆箋は縦長のオーソドックスな形で使いやすいのですが、頻繁に使用するうちにもう少し別の形のものがあっても良いのではないかと考えるようになりました。


一方で、従来より20種類以上製造している原稿用紙についても、もう少し気軽に使える形のものが出来ないか、という考えを持っていました。

小学生時代の作文の宿題のイメージが強いためか、『原稿用紙』に苦手意識をお持ちの方は多い気がします。いざ原稿用紙の前に座ると、何を書いたら良いか分からない。私もその気持ちは分かります。

いっそマス目を意識しなくても良いくらい、サイズを小さくしてはどうかと考えました。
その試しから、一筆箋としても使えるハガキサイズのミニ原稿用紙という商品になった次第です。(この辺りはホームページの「商品誕生物語」というコーナーでもご紹介しております)

「縦書きでも横書きでも、升目を気にせず、自由に書いてみて下さい」「一筆箋代わりに、誰かに気持ちを伝える用途としてお使い下さい」このようにご案内しております。

もちろん、升目に字を入れてはいけないということではありません。サイズは小さいですが、スペックは他の原稿用紙と全く一緒です。

現在このシリーズには5種類のラインナップがあります。

B5サイズの便箋「優雅箋」と比べると
かなりコンパクトなサイズです

B5サイズの原稿用紙No.101No.102をそのままハガキサイズに縮小した「M1」「M2」。
これらはグレー罫線で、50枚が1冊に綴じられています。

それから、ちょっと古めかしい飾り罫の付いた「M11」「M12」「M13」の3種類は、1冊の中に赤・紺・茶の罫線が20枚ずつ綴じられた、計60枚で1冊の商品です。(言葉では少しわかりにくいかも知れませんので、下の動画もご参考になさって下さい)

特に「M11」「M12」は、数十年前に和紙で作っていたデザインを復刻したもので味がありますね。

「M12」の元となった和紙の
原稿用紙とその版木

「M13」は新たにデザインしたものですが、かわいらしい飾り罫で特に女性の方にご好評頂いております。

複数枚に渡る内容を書かれる場合は、1枚目は赤、2枚目は紺、3枚目は茶と、色を変えて使ってみるのも良いかも知れません。(私はよくそのようにしています)

書いた後は封筒に入れて郵送したり、贈り物に1枚だけマスキングテープ等で貼り付けても良いですね。(カジュアルな贈り物であれば)

洋形2号の封筒ですとピッタリです

普段使いのメモ帳としてももちろん使えますので、様々な場面でご活用頂けるのではないでしょうか。
原稿用紙であることをあまり気にせず、気軽に使ってみて下さい。



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2015年8月5日水曜日

活版印刷

現在主流となっている印刷技術はオフセット印刷と言われ(他にも様々な印刷方法はあります)、満寿屋の商品もこのオフセット印刷で印刷しているものがほとんどです。

色合わせ等、印刷工程にはもちろん職人の技術が必要ですが、比較的手間がかからず一度に大量の印刷が可能な点も普及している要因です。

では、オフセット印刷が広まる以前はどのような印刷技術が主流だったでしょうか。数はだいぶ少なくなりましたが、現在も残る「活版印刷(読み:かっぱんいんさつ)」がそうです。

活版印刷とは凸版印刷(読み:とっぱんいんさつ)の一種で、極端に言えばハンコと同じ原理です。
下の写真のような物理的に凸凹のある金属(鉛)の版(木製の版もあります)は「活字(読み:かつじ)」と呼ばれ、これらを組み合わせ、形を整えて印刷の版にします。このことを、版を組むため「組版(読み:くみはん)」と言います。

活字は1字ずつ独立しています

組んだ版を印刷機にセットした様子

組んだ版を印刷機に固定し、インキローラーでインキを付け、紙に押し当てて印刷します。金属の版にプレスされることになるため、特に厚い紙の場合には紙に凹みが出ることがあります。

印刷の見た目だけでなく、物理的な凹み等によって風合いも感じられることから、近年デザイン業界を中心に再び活版印刷への注目が高まっています。

万年筆についても同じことが言えますが、当時の全盛を知らない若者世代にとっては、以前の技術や道具が新鮮に映り、新たなインスピレーションを呼び起こすことにつながるのでしょう。

昔ながらの技術を使って、新しい発想で、新たなものが生まれるというのは素晴らしいことですね。これからも活版印刷の特徴を活かしたものがどんどん出てきて欲しいと願っています。

2013年、台東区三筋の活版印刷所、笠井印刷さんが廃業されました。直接のお取引はありませんでしたが、ある方のご紹介でご縁を頂き、小型で手動の活版印刷機を譲り受けました。

左のレバーを下げることで紙に版が
押し付けられ、印刷されます

これは一般に「手キン」(もしくは「手フート」)と呼ばれ、A5サイズくらいまでの紙に印刷が出来ます。数十年間大事に使ってこられたそうで、今でも全く問題なく使用可能です。

今の私では商品の印刷に使うのはなかなか難しいため、自分の名刺等の印刷に使っています。出来ることなら今後は他にも、この手キンを使って面白いものが出来たらと考えているところです。

先ほど活字について書きましたが、活字で文字を組んで印刷するためには膨大な数の活字が必要となります。

棚にびっしりと並べられた大量の活字

よく使われるものは取りやすい
場所に保管されていました

上の2枚は笠井印刷さんの写真ですが、棚にびっしりと詰め込まれているのは全て活字で、この棚が印刷所内にいくつもあるのです。

英語であればアルファベットや数字、記号等だけのためそれ程ではありませんが、日本語の場合はひらがな、カタカナ、漢字等必要な活字を揃えるのは容易なことではありません。

一つの組版でいくつも同じ文字が必要になることもあれば、文字の大きさの違うものを使う場合もあります。

図や絵は活字で表現出来ませんので専用の版を作ることになりますが、印刷の職人ではない上に活字も揃っていない私は、文字組みもこの専用版に含めて作ってしまいます。

亜鉛で作った私の名刺の専用版です
本当は余白部分はもう少しカットした
方が汚れが付かずに良いのですが

組んだ版をこのように手キンにセットします
上部に見えるインキディスクにインキを乗せ、
レバーを引くとローラーが下りて版にインキが
塗られます

そうすれば活字を組む必要もなく、手キンに版を固定しさえすれば、インキを付けて紙に印刷が出来てしまうのです。自分の名刺はこのやり方で刷っております。



いろいろな箇所の微調整等試行錯誤しながらですが、自分で印刷をするのは楽しいですね。(今のところ趣味程度の活用なのでそう感じるのかも知れません。職人さんは本当に大変だと思います。)

インキディスクの回る音を聞いていると、様々なアイデアが生まれてきそうです。

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2015年5月16日土曜日

お名入について -3.商品の仕上げ-

お名入について、の続き(3回目)です。
「1.お名入で出来ること」はこちら
「2.オーダーの流れ」はこちらをご覧下さい。

3.商品の仕上げ

原稿用紙の場合100枚ずつPP袋入れ、便箋・一筆箋の場合は既製品同様天糊製本(読み:てんのりせいほん)した状態の仕上げとなります。

PP袋に100枚入った状態
(これで1冊となります)

原稿用紙No.12107108の既製品は天糊製本されていますが、お名入した場合には100枚PP袋入れとなります。別途費用がかかりますが、天糊製本の加工も承りますので、ご希望の際にはお申し付け下さい。

お渡しの際には、10冊ずつクラフト紙で包装した状態でのお届けとなります。

10冊をクラフト包装した状態

別途費用がかかりますが、贈答用化粧箱もございますので、プレゼント等で必要でしたらご相談下さい。

原稿用紙B5は20冊、
B4は10冊入る化粧箱

また納期につきましては、校了後約3週間ほど頂戴致します。(校了とはこの場合、ご覧頂いた仕上がりイメージが修正の必要ない段階となり、ご注文が確定したことを指します)

満寿屋のお名入は、完成している既製品に後からお名前だけ印刷するのではありません。まっさらな紙に罫線も一緒に最初から印刷を致しますので、若干お時間がかかってしまうのです。

その上、製版・印刷・断裁・仕上げの各工程をそれぞれ別の場所で行っているため、移動の時間も必要となっております。

お急ぎの場合には出来る限り対応させて頂きますが、上記のような事情もございますので極端な短縮は難しいと思います。あらかじめご了承頂ければ幸いです。

ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問い合わせ下さい。

フルオーダー等についても、折を見てこのブログでご説明したいと思います。

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2015年4月23日木曜日

お名入について -2.オーダーの流れ-

お名入について、の続き(2回目)です。
「1.お名入で出来ること」はこちらをご覧下さい。

2.オーダーの流れ

ご注文の際には、まず下記の項目をお伝え下さい。
 ・お名入をご希望の商品名(例:「原稿用紙No.101」等)
 ・お名入したい内容(例:「川口用箋」等)
 ・ご希望の書体(例:楷書体)
 ・その他ご希望があれば(例:「中央下に横書きで名入」等)

お名前を入れる位置については、縦書きの場合左下に縦書き、横書きの場合中央下もしくは右下に横書き、というのが一般的ですが、決まりはありませんのでお好みで結構です。
(特にご指定がない場合には、とりあえず一般的な位置で進めさせて頂きます)

「中央下に横書きで」の例

これらの内容を元に、満寿屋で仕上がりイメージを作成致します。それをご覧頂いた上で、問題ないようでしたら作成に入ります。文字の大きさや間隔、位置の修正や書体の変更等が必要でしたらご遠慮なくお申し付け下さい。

書体につきましては、基本は下記5書体となります。

 ・行書体

行書体

 ・楷書体

楷書体

 ・明朝体

明朝体

 ・宋朝体

宋朝体

 ・ゴシック体

ゴシック体

ただし上記以外に特定のご希望書体がありましたら承りますのでお申し付け下さい。
先に申し上げた通り、手書き文字やロゴ等でのお名入も可能です。手書き文字の場合には、白い紙に黒字ではっきりと書かれたものをお渡し下さい。実寸よりも大きく書いて頂くようお願い申し上げます。

3.商品の仕上げ」に続きます。

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2015年4月16日木曜日

お名入について -1.お名入で出来ること-

作家さんには、原稿用紙に名前を入れ自分専用の用紙としてお使いになる方もいらっしゃいます。満寿屋では丹羽文雄さんをはじめ、多くの方のお名入原稿用紙を作って参りました。

浅田次郎さんの原稿用紙

はじめは作家の方ばかりでしたが、ある雑誌で取り上げて頂いたことをきっかけに一般の方からも「私も自分の名前の入った原稿用紙を作りたい」というお声を頂くようになりました。

現在では作家の方の多くがパソコンで執筆されるようになったこともあり、むしろ一般の方からお名入のご注文を頂くことが多くなっております。

ご自分専用のものとしてはもちろん、父の日や母の日のプレゼントとして、またお辞めになる先生へ生徒一同からのご贈答用に、といったご用命も増えています。

原稿用紙、便箋、一筆箋へのお名入を承っておりますが、
 ・どのような名入が出来るのか
 ・どのような仕上がりになるのか
 ・どのような流れでオーダーするのか
といったことをよくご質問として頂きます。

ここでは少し詳しくお名入についてご説明したいと思います。(内容が長くなりますので、3回に分けてご説明します)

1.お名入で出来ること

満寿屋で言うお名入とは、原稿用紙、便箋、一筆箋の既製品をベースとして、罫線と同じ色でお名前等を印刷することを指します。(名前だけ後から印刷するのではなく、罫線と一緒に一から印刷致します)設定されている標準価格もこの内容で作られています。

ただしご希望によっては様々なご注文を承ることが出来、罫線のデザイン自体をお好みのものに変更することも可能ですし、印刷の色を既製品の中に無い色でご指定頂くことも可能です。しかしこれは別途追加料金が必要となりますので、ここでは省かせて頂きます。

先に申し上げました標準のお名入では罫線自体の変更は出来ませんが、紙の中のどこにどのようにお名前等を配置して頂いても結構です。

ご指定の場所に配置します
大きさも自由です

またデータや、実際に紙に書かれたものを頂戴出来れば、ロゴやご自筆のお名前を印刷することも問題ございません。お名前と座右の銘を入れた原稿用紙を作られる方もいらっしゃいます。

どうぞお気に入りの原稿用紙(便箋)に仕上げて下さい。

原稿用紙のお名入、便箋・一筆箋のお名入の価格は次の表の通りとなります。
(価格表は消費税別の価格となっております)



いずれも初回のみ版代を頂戴致します。後に同じ内容にてリピートオーダーを頂いた場合には、初回にお作りした版を再利用出来ますので、2回目以降版代は頂きません。

「リピートオーダーでは名前の他にロゴを追加したい」というような、新たに版を作らなければならない場合には、その分の版代が必要となります。

2.オーダーの流れ」に続きます。

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2015年1月13日火曜日

MONOKAKI・A6サイズで自作手帳 -その後.1-

昨年12月、思い立って自作してみた今年用の手帳ですが、現在のところ私にしては活用出来ていると感じています。(まだ使い始めて1ヶ月ですが。。)

先月記事にした段階ではまだ自作の工程で、詳しい内容には触れませんでした。
ご興味ある方がどれくらいいらっしゃるか分かりませんが、一応私なりのこの手帳の使い方等を書かせて頂きたいと思います。

自作した今年用の手帳

まず、この手帳の構成についてです。

以前の記事でも申し上げましたが、私はこれまで手帳をあまり上手に使いこなせませんでした。
その原因の一つと思われるのが「見た目をキレイに書き込む」ことに疲れてしまう、ということです。誰に見せる訳でもないのに、いろいろな項目をキレイに書くことに対し必要以上に意識が行っていたのでしょう。

そうならないために、「手帳はあくまで自分が分かれば良いんだ」と割り切って使ってみることにしました。(後で見た時に、読めないほどグチャグチャというのは困りますが)
そこで、手軽に使っていけることの邪魔になる要素は排除し、手帳としての機能は3つだけに限定してみました。それが下記の3つです。

1.マンスリータイプのスケジュール欄
2.ToDo管理
3.メモ(ノート)

マンスリーとToDo用のフォーマット

以前はよくウィークリータイプの手帳を選んでいました。
しかし持て余してしまうことが多く、私の場合はマンスリーで1ヶ月が見渡せる方が合っていると考えました。
また手書きで線を引きますので、ウィークリーのページを一年分作るのはとても大変です。早々に却下しました。

マンスリーのマスの中には、日付だけ記入しています。(祝日の場合は何の日かも書いています)
ひと月は日数と曜日の関係で4週になることもあれば5週になることもあります。どのような場合でも対応出来るよう、縦は6マスにし、余った部分はメモ欄に当てました。

万年筆で書いたマンスリーのスケジュール欄

マンスリーの後には、ToDoを書き込めるページを作りました。見開きで半月分です。
外出や時間のかかる予定がある場合には、あらかじめその日の欄に書いておきます。空いたスペースにやるべきことを書いていき、終わったらチェックボックスにレを入れるといった一般的な使い方をしています。

ToDo管理用のページ

終わったらチェックを入れる

ToDoの後はメモ(ノート)ページです。
もともと無地のノートですので、自由にメモを書き込むために使う予定でした。
しかし、何も考えずに一年間このスペースにメモを書き続けていくと、限られたページですので途中で使い切ってしまう可能性があります。

そのため、別途「何でも帳」的なノートを一緒に持ってみることにしました。選んだのはツバメノートのA5サイズ、「H40S」です。

「MONOKAKIじゃないの?」と言われそうですが、ツバメさんのノートはもともと好きですし、持ち運び時の厚み等を考えて現在のところこちらを使っています。

リヒトのバッグインバッグに入れて
持ち運んでいます

次に、使い方ではなく見た目の部分についてです。
完全に自己満足の世界ですが、『月』の印字にナンバリングマシンを使ってみました。
あまり器用ではないので、ページによって位置がずれたりしましたが、気にせず楽しくガチャガチャと押していきました。

ライオン事務器のD-51

『月』の印字に使用

昔から会社にあったナンバリングマシン(ライオン事務器のD-51)ですが、最近ではほとんど仕事で使うことがなくなりました。私はこうしてたまに遊びで使っています。
印字される数字に味があると思いますし、機械的なもの自体が個人的に好きです。

ゴム印とはだいぶ違った感触です

最後に、記入に使う筆記具です。
最初は私の好きな万年筆、もしくは予定に変更が出た場合書き直せるシャーペンを候補にしていました。

パーカーの万年筆(75)と
ロットリングのシャーペン

しかし、視認性の点から色分けをして使う場合にはどちらも不利ですし、何本も持ち歩くのは煩わしく、また使い分けが億劫になる可能性もあります。

結局、ラミーの4色ボールペンを使うことにしました。
ただ、純正のリフィルの書き味が苦手なので、三菱鉛筆のジェットストリームに入れ替えてあります。

細かく書けるよう、ブラック・ブルー・レッドのそれぞれ0.5mmです。
グリーンのリフィルは販売されていないので、そこにはステッドラーの蛍光オレンジを入れています。(蛍光オレンジはほとんど使っていませんが。。)

ジェットストリームは滑らかに書けるので良いですね。
このボールペンは数年前から使っており、いろいろなリフィルを試しましたが、今後しばらくはジェットストリームに落ち着きそうです。

ラミーの4色ボールペンに
ジェットストリームを

それから、使い勝手を良くするために付箋を使おうと考えていましたが、いざ探してみるとなかなか「これ」というものを絞ることが出来ません。自分にとって使いやすそうなものに出会ったときに使ってみたいと思います。

個人的なお話を長々と書いてしまいました。
また使っていくうちに変化があるかも知れませんので、このような自作手帳についての記事が皆様のご参考になるか分かりませんが、いずれ機会を見つけて「その後.2」も書いてみたいと思います。

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