手書き投稿とは、何かの用紙に手で書いたものをスマホやデジカメで撮影しSNSに投稿することです。
SNS原稿用紙 S2(ルビ無し) |
私もやったことがありますし、満寿屋の原稿用紙や便箋に手書きして投稿して下さっているのを見たこともありました。
「何を手書きするのか」という内容もさることながら、
「どの紙にどのペンで書くのか」ということもその人の個性が出るポイントです。
これまで私は、世にある用紙の中から何を選ぶかというのが重要で、いわゆる「SNS専用」の用紙というものは必要ないと思っていました。
ハガキサイズ原稿用紙に 手書きして投稿したもの |
しかし「SNS専用の原稿用紙が欲しい」という声を頂き、可能性を検討する中で「SNSに特化した原稿用紙があっても面白いのではないか」と思うようになりました。
SNS原稿用紙はそんなことから生まれた商品です。
原稿用紙とは本来、小説などの作品となるものの原稿を書くための用紙であり、それ自体は主役ではありません。
しかしこのSNS原稿用紙は、書かれたもの自体が投稿される主役となります。
アイデア次第で自分の書いた文字とこの原稿用紙がそのまま作品となるわけです。
これはこれで楽しいことですね。
そんな可能性を考えて、この原稿用紙にはいくつかの特徴となるポイントを埋め込みました。
まず目につく太い外枠は、iPhoneのカメラなどで使われている「4:3」の縦横比となっています。
iPhoneで撮影している画面 |
この枠より少し広めに写真を撮り、その後周りに配置された様々なガイド線を目安にトリミングすることでSNSに対応した画角に簡単に形を変えることが出来るようになっています。
例えば上下に配置されたガイド線で横幅を、そして太枠ギリギリで丈を切り取れば、Instagramに対応した正方形になります。
また左右に配置されたガイド線は同様に「16:9」、「2:1」の画角に対応しています。
様々な縦横比に対応したガイド線 |
これらは写真を撮った後のトリミングの目安となりますし、写真を撮る際にも、このガイド線の内側に表現したいものが収まるように撮れば失敗が減ることにつながります。
上記は原稿用紙を正面から撮った場合に有効な方法ですが、もちろん写真の撮り方は人それぞれ自由です。
用いたペンやインクも一緒に撮影 |
書いたペンやインクを一緒に写したい方もいらっしゃるでしょう。
そうした場合は原稿用紙をもっと広く写したり、斜めから写す方が見栄えよく撮れるかも知れません。
そんなときに一つポイントになりそうなものが、用紙の端に配置された「トンボ」と呼ばれるマークです。
トンボ |
これは紙の断裁位置を示すマークで、印刷業界ではよく使われるものですが一般の方が目にすることはほとんどないと思います。
本来断裁した紙の外側に来るマークですが、この原稿用紙では「4:3」の枠を示す範囲という意味であえて載せることにしました。
この「SNS原稿用紙」をいろいろな表現の仕方が出来る原稿用紙としてご活用頂ければ嬉しいです。
尚マス目は100字詰となっています。
万年筆と相性の良い弊社オリジナルのクリーム紙を使用しておりますので、100字という文字数にはなりますがもちろん普通に原稿用紙としてお使い頂くことも可能です。
満寿屋の他の商品とは違い、時代にマッチしたこの原稿用紙をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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